今日の一枚の絵 第65回

春眠暁をおぼえず…。
ポカポカとして夜中にトイレで眼が覚めることもなくなった。
孟浩然、もうこうねん。 もう更年期障害?

韻が似てるからと、作者名を「孟浩然」ならぬ「膀胱炎」とテストに書いた学生時代は遠い昔。
いとおかし……。 (´Д`)ハァ・・・

さて、さて、さては南京玉すだれ、ショパンは雨だれ、本日の一枚の絵は誰?
ちゅうわけで今日はBernard Schultzeベルンハルト・シュルツェ(1915-2005)です。

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1915年生まれのドイツの画家で30歳までの全ての作品は連合軍のベルリン空襲で破壊消失しました。

消失が幸いしたのか、その後フランスを中心にヨーロッパで大流行したアンフォルメル(激しい抽象絵画)運動に身を投じ、カール・オットー・ゲッツらと共に後のドイツを代表するアンフォルメル画家となりました。

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絵画とスケッチの複合のような「tabuskris」(ラテン語:骨板スクリプト~書面にした絵)や、自ら「Migofs」(ラテン語:奇怪なカタチ)と名づけた、キャンバスに異なる素材を結合させる一種のコンバイン絵画のようなオリジナリティの高い作品を発表しますが、全く評価されませんでした。

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画家が評価され始めたのは、晩年になってから(1972年以降)です。かなりの遅咲きでした。

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戦後ドイツの抽象絵画の発展に大きく貢献したパイオニア的存在やったと思います。
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