今日の一枚の絵 第165回

ようやく週末ですね♪ (^_-)-☆
金曜の夜になるとシルフちゃんは元気になり、月に向かって吼えます。「パオォォォォ~ン」
~(>_<。)\ (- .-) パッコ~~~~ン 象かいっ!

女性のアーティストの登場する頻度が少ないんちゃう? …っていう一読者からのご意見を採用、本日は、ニキ・ド・サンファール(Niki de Saint Phalle 1930年 ~ 2002年)です。

アーティストなのに美人です。ヴォーグやエルの両紙のカヴァー・モデルに採用されたりもしています。(モデル出身)

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美貌だけでなく神経が繊細すぎて精神病院に入ったこともあります。(気狂いかい…)

晩年の陽気でカラフルなナナ人形のイメージが強すぎて、イマイチ作家の持つ感性がわかりにくいかもしれませんが、初期の情念ドロドロの廃物を利用した作品がシルフちゃん的には大好きですね。

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もともとはポロックやラウシェンバーグそれにデ・クーニングといったアメリカ現代美術に影響を受けたと本人が語っています。

彼女を一躍有名にした、「射撃絵画(シューティング・アート)」(自らの作品にライフル銃で弾丸を撃ち込む)ですが、離婚した相手への憎しみが発端だったんだとか。コワイですね(笑)

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まぁそのお陰で一躍有名になり、同棲していたジャン・ティンゲリー(スイスの現代彫刻家:動く彫刻で有名)と再婚して幸せになったのですが…。

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ドイツのハノーヴァーに彼女のオブジェが公共の路上芸術作品として今も数多く展示されています。まだ評価が定まらなかった時代に、行政の英断で彼女を採用して、今ではそれが観光名所になるなんてホント素晴らしいことですよね。

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サンファール自身も名誉市民となり、同市のシュプレンゲル美術館には初期作品を含め400点以上の作品が所蔵されています。

ちなみにニキ・ド・サンファールも正規の美術教育は一切受けていません。辛い精神病院で精神療法の一環として絵を描き始めたのがアートに目覚めるきっかけやったそうです。

彼女のイラスト画を見ていると、どことなくアールブリュットの描く落書きと非常に酷似しているのがわかります。

最後に「ナナ」のイメージは妊婦の友人を見て思いついたそうです。

自らの母親失格、原始の母親のイメージ、女性の復権、黒人人種差別への抵抗、さまざまな思いが複合し、やがてどんどん発展し、最終的には人間解放と生命の謳歌を表現するまでに至ったというわけです。
 . 、(-_"\)(/"_-) ...

Official Web Site
http://www.nikidesaintphalle.com/

NIKI MUSEUM - 那須高原、日本
http://niki-museum.jp/contents/
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