今日の一枚の絵 第67回

一昔前『愛の嵐』っちゅうリリアーナ・カヴァーニ監督の官能的で実に素晴らしい映画がありましたが…。

本日は、描かれてから既に500年の歳月が過ぎたのに、未だに謎が解明出来ない不思議で官能的な絵画Giorgione(1477-1510)作品『嵐(La Tempesta)』です。

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Giorgione「La Tempesta」1508年頃 82×73 cm Gallerie dell'Accademia, Venice.

如何ですか? この絵画のモチーフっていったい何だと思われますか?

シンボリックなアトリビュートがあちらこちらに散りばめられているのですが、何を意図して描かれたのかさっぱり検討がつきません。まるで一種の夢の中の世界のようです♪

この絵に対する解釈について、これまでに色々な解説や書評に目を通してきましたが、満足できる回答はどれ一つとしてありませんでした。貴方も謎を解いてみたら?

「最初から主題なんてないよ」っていう実に投げやりで無責任な見解もありましたが…。

20世紀以降の絵画ならともかく、この時代に意味も無く「絵」なんて描くわけがありません。

33歳の若さで夭折したジョルジョーネに関する資料は現在では殆ど残っていません。オリジナルと判定できる絵画ですら、この絵を含めて僅か6点。(あのフェルメールですら30数点現存してるってのに…)

たった6点で美術絵画史上に歴然と名を残すって…。ある意味スゴい超天才画家やったのかも知れません。

giorgione-1-sized.jpg

↑意外とイケメンです。天は二物を与えるものですね。

「知らない事は存在しないよ」と言わんばかりの敏腕キュレータや学芸員の皆さん。この絵の正確な解釈について是非教えていただきたいモノです。

「見えることとそれができることは… 別モノだよ」なんて言うんでしょうか?
 ┐(-。ー;)┌ オー・マイ・ゴッド
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